訳書

中央大学 > 理工学部 > 経営システム工学科 > 難波研究室 > 研究活動

『自動要約』(共立出版,2003年)

『自動要約』表紙画像Inderjeet Mani 『自動要約』(奥村 学,難波 英嗣,植田 禎子訳),共立出版,2003.
ISBN:4320120736

本書について

Mani, Automatic Summarization, John Benjamins, Amsterdam, 2001.

原著は,自然言語処理の一分野として半世紀にわたり発展してきた,自動要約研究についてまとめた数少ない書籍のひとつであり,本訳書は日本語で読めるものとしては最初の一冊となっている.人工知能,計算言語学,情報検索といった分野の入門者用テキストとして,あるいは研究者が自動要約研究の全体像を概観する際の手がかりとしても読むことができるだろう.

著者について

インダルジット・マニ(Inderjeet Mani).1955年,インド生まれ.デリー大学セント・スティーヴンス・カレッジ、イギリス,サセックス大学を卒業後,1979年,渡米.1980年,ペンシルヴェニア大学より修士号(コンピュータおよび情報科学),1997年,ジョージタウン大学より博士号(自然言語処理)を取得.MITRE 勤務ののち,2003年よりジョージタウン大学言語学部准教授.

Inderjeet Mani

目次

第1章 緒言
1.1 概論
1.2 要約の基本概念
1.3 要約の抽象的アーキテクチャ
1.4 要約手法
1.5 現在の応用
1.6 結論
1.7 復習
第2章 専門家の要約
2.1 概論
2.2 抄録作成の段階
2.3 抄録作成戦略
2.4 抄録作成のための読み
2.5 推敲
2.6 心理実験
2.7 経験的抄録の構造
2.8 結論
2.9 復習
第3章 抽出
3.1 概論
3.2 Edmundsonのパラダイム
3.3 コーパスに基づく文抽出
3.3.1 一般的考察
3.3.2 学習手法の側面
3.4 抜粋の一貫性
3.5 結論
3.6 復習
第4章 推敲
4.1 概論
4.2 表層的一貫性補正
4.3 情報量向上のための全面的推敲
4.3.1 事例研究:全面的推敲
4.3.2 関連研究
4.3.3 含意
4.4 テキストコンパクション
4.5 結論
4.6 復習
第5章 談話レベルの情報
5.1 概論
5.2 テキスト結束性
5.2.1 概論
5.2.2 結束性のグラフトポロジー
5.2.3 トピックの特徴化
5.3 テキスト一貫性
5.3.1 概論
5.3.2 一貫性関係
5.3.3 修辞構造理論(RST
5.3.4 修辞構造と手がかり句
5.3.5 文書スキーム再考
5.4 結論
5.5 復習
第6章 アブストラクト作成
6.1 概論
6.2 テンプレートからのアブストラクト作成
6.2.1 概論
6.2.2 事例研究:スケッチ風スクリプト
6.2.3 現代の情報抽出
6.3 項書き換えによるアブストラクト作成
6.4 イベント関係を用いたアブストラクト作成
6.5 概念階層を用いたアブストラクト作成
6.5.1 領域知識ベースの活性化
6.5.2 一般的シソーラスの活性化
6.6 アブストラクト作成のための合成
6.6.1 きれいな印刷
6.6.2 グラフィカルな出力
6.6.3 抽出
6.6.4 合成のための生成
6.7 結論
6.8 復習
第7章 複数文書要約
7.1 概論
7.2 文書間の関係のタイプ
7.3 複数文書要約手法
7.3.1 概要
7.3.2 具体的な手法
7.4 事例研究:伝記的要約
7.4.1 概要
7.4.2 アーキテクチャの一例
7.4.3 アルゴリズムの段階
7.4.4 伝記的要約器の構成素
7.4.5 評価
7.5 結論
7.6 復習
第8章 マルチメディア要約
8.1 概論
8.2 対話要約
8.3 ビデオ要約
8.4 図表要約
8.5 自動マルチメディア発表資料生成
8.6 結論
8.7 復習
第9章 評価
9.1 概論
9.2 内的手法
9.2.1 被験者間の一致の評価
9.2.2 質
9.2.3 情報量
9.2.4 構成素レベルのテスト
9.3 外的手法
9.3.1 適合性判定
9.3.2 読解
9.3.3 提示戦略
9.3.4 成熟したシステムの評価
9.4 結論
9.5 復習
第10章 あとがき
訳者あとがき
文献
索引